館長の思い

地域おこし協力隊として福岡県の柳川に移り住んでからもうすぐ8年が経ちました。
見渡す限り広がる筑後平野の眺め。
まちの至るところを縦横無尽に巡る掘割。
張り詰めた気持ちがゆっくり解きほぐれていきます。

柳川のまちには以前、4つも映画館があったそうです。
今では1つも残っていません。
もう映画館で映画を観る時代じゃなくなった。
本当にそうでしょうか?

家でDVDを観るのも確かに楽しい。
でもそれとは違った楽しみがあります。
同じ映画、同じ時間を共有した感覚。
映画館を出る時にはみんな仲間でした。

そんな時間をみんなと過ごしたくて
柳川でソーシャルシネマ専門の映画館を始めました。
その名は「ウナギネマ」

DVDやシネコンでは滅多に観られない
ソーシャルな課題を扱った作品だけの映画館。
「地球温暖化」「男女平等」「フードロス」「持続可能な社会づくり」etc.
社会課題を描いた作品を毎月2本上映します。

いろんな作品を観て、いろんなことを感じて
それを仲間と一緒に共有しましょう。
映画でつながるコミュニティです。

え? どうしてウナギですかって?
柳川は「うなぎのせいろ蒸し」が名物料理なのです。
ウナギの柳川から届ける映画(シネマ)
あなたもウナギネマの仲間になりませんか?

ウナギネマ〜ちくごソーシャルシネマ倶楽部
館長 阿部昭彦
一般社団法人SDGs未来ラボ代表)